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「あなたにしか書けないこと」を大切に!

スーパーバイザー 倉林秀光

 

昨今、多くの商業出版社では「新人著者の発掘」に躍起になっています。

その際、出版社の編集者は、新人著者のどこに視点を向け、企画の善し悪しを判断すると思いますか。

 

一つは、著者のネームバリューです。

ニュースのコメンテーターとしてTVにたびたび登場するような人、あるいはアスリートとして大活躍してマスコミから賞賛された人であれば、今まで本を出したことがなくても、編集者は前向きに検討してくれます。

 

しかし、一般的に見て、「本を出したい」と願っている人の多くは、ネームバリューといってもたかが知れていると思います。

そういう人は何を武器にすればいいのでしょう。

それはズバリ、テーマと企画内容。

 

そう、たとえ無名であっても「この人にしか書けない」という“オリジナリティあふれるモノ”に編集者は興味・関心を示すのです。

「この人(著者)はとても貴重な体験をした。この体験談を人生論にからめて展開したらおもしろいかもしれない」

「この人の理論は今までにない画期的で斬新なモノだ」

そういう企画であれば、出版の確率は大幅にアップするようになるのです。

 

私が『常識の裏を突く! 最強の転職知恵本』を出版したときがそうでした。「倉林さん、あなたは34回も転職を繰り返したそうですね。そんな人、滅多にいません。ということは、受けた会社はその3倍と、少なく見積もっても100社以上。書類選考や履歴書だけで不採用になった会社を含めると、その3倍の300社はあるのではないでしょうか。ということは、履歴書もそのくらい書いたということになりますね」

「どうでしょう。その貴重な体験談をもとに、転職希望者にエールを送るような本を書いてみませんか」

こういう理由で編集者からオファーが来たのです。

 

繰り返しいいますが、編集者は無名な著者に対して「この人にしか書けないオリジナリティあふれるモノ」に興味・関心を示します。

逆にいえば、それさえあれば、「本を出したい」と自分が考えなくとも、編集者のほうが歩み寄ってくるようになるのです。

 

 

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