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【コンサルでは耳の痛いことも言います】

私の出版コンサルは懇切・丁寧で好評を博していますが、時たま、クライアントに対して、耳が痛くなることを言うときもあります。

「現段階で、あなたのお子さんはまだ小学生ですよね。それなのに、なぜ、子育ての成功本を出そうとしているのですか? この先、中学・高校に入ったら、子供がグレる可能性もあります。そのとき、読者に言い訳ができますか?」

「あなたが考案したダイエット法を試みて成功した人がたった3人というのは全然説得力がありません。その3人は、偶然、たまたまうまくいっただけではないのですか?」

「失礼ですが、あなたは一度も結婚されていませんよね。それなのに、なぜ、恋愛本を書こうとしているのですか」

誤解がないように言っておくと、これはイヤミでもなければ嫌がらせでもありません。

同様のことを、編集者は必ず突いてくるだろう。

そのとき、著者が適確に返答できなかったら、出版への道のりは閉ざされてしまう。

出版のパーセンテージは大幅に下がってしまう。

そう考え、事前に先回りをすることで、著者の鎧を強固なものにしようとしているのです。

新人著者が企画を売り込むと、アラ探しをする編集者がいます。

重箱の隅を突いてくる編集者もいます。

そんなとき、的確に返答できなければ、その時点で企画がボツになってしまう可能性があります。

商業出版社から本を出したい人は、そのへんのことに意識を向け、自分自身の鎧を事前に固めておきたいものです。

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