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企画書の作成は変換ミス(誤字・脱字)に気をつける

スーパーバイザー 倉林秀光

今回は私の失敗談を紹介しましょう。

もう20年近く前のことですが、親しくしているある大手出版社に、著者と一緒に企画の売り込みに行ったことがありました。

「○○から学ぶ成功法則」というやつです。

自分では企画書を丁寧に作成したつもりでしたが、いざ、そこの編集長に企画書を差し出したところ、とんだ大失態をやらかしてしまいました。ほんの一箇所だけでしたが、誤字を指摘されてしまったのです。

それが、なぜ大失態かというと、誤字の中味(言葉)に問題がありました。「成功するための~」を「性交するための~」と打ってしまったのです。そう、いわゆる変換ミスというやつ。

その編集長、苦笑しはじめ、ついには冗談交じりにこう言いだす始末。

「倉林さん。ひょっとしたら、いつもそういうこと考えていませんか? (企画書のタイトルを指さしながら)こっち(成功)よりも、あっち(性交)のほうに興味がおありだったりして……」

それで、その場は大爆笑。私の額からは汗がタラタラ……。

担当の編集長とは親しい関係だったこともあり、これなどは笑い話ですまされますが、みなさんの場合、そうはいきません。

まあ、私みたいなバカをしでかす人はそうそういないと思いますが、企画書に変換ミス(誤字・脱字)があるだけで、マイナスの評価を下されるようになります。

したがって、企画書を作成するときは変換ミス(誤字・脱字)だけには気をつけるようにしましょう。

作成した後も、推敲し、変換ミスがあるかどうかを、念入りにチェックするようにしましょう。

これも出版の確率を上げるために大切なことなのです。

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