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著者略歴の実績はなるべく数字で表す

言うまでもないことですが、出版社の編集者に提出する企画書には著者の略歴も記す必要があります。
これは、いわば著者の履歴書のようなもので、「この人はいつ、どこで生まれ、どういう学歴の持ち主なのか?」「社会人として、どういうことをやってきたのか?」ということを編集者に理解してもらうことを目的としています。

その際、編集者が真っ先に関心を示すのは、何だと思いますか。
それは「この人は今まで(仕事を通して)どういう実績を上げてきたか」ということ。
しかも、それを具体的に知りたがるところがあります。
そこで、著者略歴に実績を記す際は、それをなるべく数字で表すといいと思います。
たとえば、次のようにです。

■経営コンサルタントとして、指導した数はこれまでに1000人を越える。
内、8割の経営者が黒字化に成功。
■脱サラ・開業して以来、20年間連続増収増益。
■精神科医として500人以上のうつ病患者を治す(再発率10%以下)。

このように実績を数字で表せば、編集者に対する訴求力も大幅にアップします。
「なるほど、これだけの実績があるから、こういうノウハウを本で述べようとしているのだな」と考え、企画書に興味・関心を示してくれる確率が高くなります。

「本を出したい」と願っている人は、このへんのことも踏まえ、企画書の著者略歴を作成するときは、自分の実績を数字で的確に表せるかどうかも、キチンと検討してみるといいかもしれません。

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