出版企画書は「起承転結」を踏まえて作成する
アップルの創業者である故スティーブ・ジョブス氏は、生前、新しいI phoneやI Padを販売するたびに、発表会の場で、次のような要領でプレゼンを行っていました。
1.今までのI phone(I Pad)には、こういう問題がありました。
2.そのため、ユーザーは次のようなことで悩まされていました。
3.新しいI phone(I Pad)では、そうした問題を解決するための新機能を搭載しました。
4.それによって、ユーザーはこんな恩恵をこうむることができます。
ここで注目したいのは、ジョブス氏のプレゼンの流れは、「起承転結」をふまえているということです。
そうです。1が「起」。2が「承」。3が「転」。4が「結」。
そして、各々は次のような役割を担っています。
1.話のきっかけを提示(関心を引く)。
2.話を発展させる(興味をつのらせる)。
3.いちばん強調したいこと
4.全体のまとめ(満足感を残す)
なるほど、確かに説得力がありますよね。
これでしたら、たいていの人は最新のI phone(I Pad)が欲しくなります。
実はジョブス氏のこの手法こそが、出版企画書を作成するうえで、大きなヒントとなるのです。(つづく)