生ハムメロン戦法 その2
スーパーバイザー 倉林秀光
本のテーマを策定し、企画を立案するにあたって、異質なモノ同士を組み合わせる。
それによって、編集者の興味をそそらせる。
私はこれを「生ハムメロン戦法」と呼んでいると、前回のブログでいいました。
実は、この「生ハムメロン戦法」が功を奏して、私自身が自分の名前で本を出せたことがあります。
事の発端は、9年前、当時10歳だった甥から「マーフィーって誰?」「何した人?」「潜在意識って何?」「心の法則って何?」と尋ねられたことがきっかけでした。
そのときは、自分なりにわかりやすく説明したつもりでしたが、後になってこう思うようになったのです。
よくよく考えてみると、マーフィーの法則を説いた本は、どれも難解で、ある程度の宗教心がないと理解できない。
それに今まで、子供向けのマーフィーの本は出版されていない。
だとしたら、子供が読んでも「マーフィーの成功法則」が理解できるような本があっても
いいのではないか。
「子供」と「マーフィーの成功法則」というまったく異質なモノ同士の組み合わせ。
こうして世に出た本が『壁にぶつかったときのマーフィー』(すばる舎)なのです。
繰り返しいいますが、異質なモノ同士が組み合わさると、そこに意外性が生じます。
それによって、編集者が興味をそそる展開に落とし込むことができればしめたもの。
企画を売り込んだとき、編集者のほうがあなたに歩み寄ってくるに違いありません。