弱みは「出版」の大きな武器になる その1
スーパーバイザー 倉林秀光
人間、誰にでも、他人に言えない弱み・コンプレックスってありますよね。
「車の運転がメチャ下手」
「英語が苦手で全然しゃべれない」
「実はカナヅチ。まったく泳げない」
「実は中学しか出ていない」
「赤面症の気があるので、人前で話すのが苦手」
などなど。
私にもかつては人に言えない弱みがありました。
それは30回以上も転職を重ねてきたこと。
こういうと、「こらえ性のない奴だなあ」と思うでしょうが、それなりに理由がありました。身体に変調をきたしたため、身障者扱いされ、解雇~転職~自主退職~転職~解雇……を余儀なくされたのです。
面接に行っても先々で断られるか、運よく入社できても一か月ぐらいしか持ちません。わずか一日でクビ、時には半日でお払い箱になったことも一度ならずありました。
だから、そんなこと、他人にも言えません。言ったら、白い目で見られてしまうに決まっています。
知っているのは、身内のほかに、ごく少数の人だけ。そのごく少数の人に恩師の謝世輝先生という学者がいます。
その謝世輝先生が、あろうことかサンマーク出版の編集者・Aさんにそのことを話してしまったみたいなのです。(つづく)