【本の書き方教室】
スーパーバイザー 倉林秀光
最近は誰もが簡単に電子書籍で自分の本が出せる時代になりました。
私もたまにダウンロードして、拝読させていただくことがあります。
しかし、途中で読むのをやめてしまうか、ななめ読みで終わらせてしまうことが少なくありません。
自叙伝もしかり。
たまに献本されることがありますが、同じく途中で読むのをやめてしまうか、ななめ読みで終わらせてしまうことがたびたびあります。
なぜか? 結論から言ってしまうと、読みづらいからです。
なぜ、読みづらいのか。
章立て(コンテンツ)やプロットをキチンと作成しないで、勢いで書いているフシが多分に見受けられるからです。
だから、話が飛んでしまったり、同じことが繰り返し述べられたりする。
著者が何を強調したいのかが、散漫で把握しずらい。
結論が述べられていなかったり、述べられていても尻切れトンボ。
内容そのものが矛盾していることもある。
文章にも問題があります。
抑揚がないため、一本調子。
専門用語や難解な語彙のオンパレード。
ワンセンテンスが長かったり、主語が明確ではないため、いわんとすることが理解しずらい。
そうしたこともあって、読む気が失せてくるのです。
もちろん、著者の情熱は感じ取ることができます。
十分に熱気が伝わってきます。
本の書き方のコツさえ、キチンと把握すれば、質の高い書籍になるのに……。
例えていうと、せっかくの高級食材を料理経験が浅い素人が料理するようなもの。
これって、もったいないですよね。
そこで、私は来年から、本業の合間をぬって、オンラインで「本の書き方教室」を始めることにしました。
「本の書き方教室」は、
- 章の立て方・プロット(構成)の作り方
- 読み手をうならせる本の書き方(基礎編)
- 読み手をうならせる本の書き方(応用編)
の3回、一回2時間、合計6時間を予定しています。
この道30余年の私がこれまで蓄積してきた技を、懇切丁寧にレクチャーさせていただきますので、どうかお楽しみに!