帯のキャッチフレーズも考えよう
スーパーバイザー 倉林秀光
単行本のカバーには帯がかぶさっています。
そして、そこにはタイトル&サブタイトルをフォローするかのようなキャッチフレーズが記されています。
拙著『イヤな仕事は絶対するな!』(サブタイトル 「いのちの仕事」を見つける方法))を例によると、次のように。
「自分らしさ」がいちばん強い!
転職34回目にしてついに「天職」にたどりついた著者渾身のメッセージ。
あなたの運命を「健康」にするために必要なことを学ぼう。
同じく拙著『あなたを輝かせる「天職」はある』(サブタイトル 自分らしく働くための3つの法則)を例にとると、次のように。
大丈夫、
あなたはちゃんと、
必要とされているから――。
仕事がつらいとき、転職を考えたとき、開いてください。
もう一つ、拙著『常識のウラを突く! 最強の転職知恵本』(サブタイトル 転職34回で天職発見、だから話せる掟破りの実践極意)を例にとると、次のように。
あなたの“転職作戦”は間違っていないか?
即、実践に活きる、
必殺の裏ワザ66
大公開!!
そこで、私からの提案ですが、出版企画書にタイトル案とサブタイトル案を記したら、可能であればついでに帯のキャッチフレーズも記してみてはどうでしょう。
その場合、いろいろなアプローチの仕方が考えられますが、一つの方法として、タイトルとサブタイトルの橋渡しをするキーワードを記すのもいいと思います。
あるいは、タイトルとサブタイトルでは記せない「自分の最大の強み」を編集者が共感を呼ぶような形で記すのもいいかもしれません。
帯のキャッチフレーズは絶対条件ではありませんし、最終的には編集者が決めるものですが、出版企画書に訴求力を持たせるという意味においては、あるに越したことはないのです。