出版界の陰の功労者・ゴーストライター
著者の肩書きはさまざまです。
お医者さん、大学教授、経営コンサルタント、心理カウンセラー、お寺の住職、そして起業家……。
その人たちの共通点は何だと思いますか。それは、どの人もその道のエキスパートである反面、“文章の素人”であるということ。
実際、大変素晴らしい理論をお持ちなのに、それを文章にすると、出来の悪い中学生の作文並み……という人も少なくありません。
その人たちが、なぜ本を出せると思いますか。
それは、すべてとまではいかないにせよ、見えないところでゴーストライターが支えているからに他なりません。
ゴーストライターというと、昨今の音楽業界のスキャンダラスな話題で、何かとマイナスのイメージがつきものです。
しかし、ああいうのは例外中の例外。出版界では忙しい著者・文章を書くのが苦手な著者になり代わり、著者がしゃべったことや著者が提供する資料を元に、丁寧な文章を作成していく実に頼もしい存在なのです。
そう、ある意味、出版界の陰の功労者なのです。
「自分の本を出したい。けれども、文章を書くのは苦手」
「本で言いたいことは山ほどあるが、うまくまとまらない」
そういう人はゴーストライターの協力を仰ぐのも方法といっていいでしょう。