起承転結をふまえた企画書・構成案の書き方 その3
話は前回のつづきです。
企画書を作成する場合は、起承転結をふまえることが大切で、
【起】で、編集者の関心をひき、
【承】で、編集者の興味をさらにつのらせ、
【転】で、編集者の緊張感を解き、
【結】で、編集者に納得させる……
という手法をとれば、編集者も真剣に目を通してくれるようになります。
そして、この手法は構成案の作成にもそのまま当てはめて考えることができます。
書き出しの章はどうすればいいか?
この本でいちばん強調したい章はどこか?
後半の章ではどういうことを記述すればいいか?
そういうことで、構成案の作成に行き詰ったときは、次のように考えてみるのです。
【起】=第1章 → 編集者の関心をひく
【承】=第2章 → 編集者の興味をさらにつのらせる
【転】=第3章 → 編集者の緊張感を解く(著者がいちばん強調したい箇所)
【結】=第4章 → 編集者を納得させる
そして、章立てが増えそうならば、次のように割り振りしていけばいいのです。
【起】=第1章 → 編集者の関心をひく
【承】=第2章&第3章 → 編集者の興味をさらにつのらせる
【転】=第4章&第5章&第6章 → 編集者の緊張感を解く(著者がいちばん強調したい箇所)
【結】=第7章 → 編集者を納得させる
どうです?
これで構成案作成のコツがだんだんとわかってきたのではないでしょうか。
さあ、後は実際にトライあるのみです。