編集者は「数字」に弱い
みなさんに質問。
ある新聞をめくっていたら「短期間でみるみる痩せる」という本の広告が出ていたとします。
次に別の新聞をめくったら「三週間で5キロ痩せる」という本の広告が出ていました。
さて、ダイエットを考えている人はどちらの本が買いたくなるでしょう。
おそらく後者だと思います。
では、もう一つ質問。
書店に行ったとき、「短期間でみるみるお客を増やす法」と題された本と「三か月でお客を5倍増やす法」と題された本の二つが目に入ったら、どちらの本を先に手にとりますか。
これまた、やはり後者だと思います。
なぜか。私たちは数字に弱いのです。数字によって、“効果”が具体的にどれくらいあるかを知りたがるところがあるのです。
それは編集者も同じ。
「半年で英語がペラペラしゃべれるようになるコツ」
「○○すれば、三日間で便秘が解消される」
「たった一か月で人から好かれる魔法の言葉」
「21日間で願いをかなえる法」
こういう数字の入った企画に編集者は興味・関心を示します。
出版企画書を作成するときは、このことを是非、念頭に入れたいものです。