最後に編集者が見るのは“著者の人間性”
企画書も構成案も完璧。
著者の略歴も申し分なし。
編集者の反応もいい。
にもかかわらず、最後の最後で企画がボツになることがあります。
なぜでしょう?
いろいろな要因が考えられますが、ある出版社の編集者いわく、
最後の最後に私たちが見るのは著者の人間性・著者の人格なんです。
この人には優しさ、温かさ、謙虚さといったものが備わっているか。
愛と善意に満ちあふれたオーラを漂わせているか。
読者が幸せになることを本当に願っているか。
私利私欲、自分のネームバリュー・アップだけのために本を出そうとはしていないか。
そういうことに疑問符がついたとき、ゴー・サインを見送ることがあるんです。
もう、おわかりですよね。
結局、最後は著者の「人間性」をチェックされるのです。
それにふさわしい人だけが、本の出版を許されるのです。
そして、自ずと、著者のブランド価値は高まっていくのです。
本を出したいと願っている人は、本の中味もさることながら、自分磨きにも精を出したいものです。
否、著者になるからこそ、自分を磨かなくてはならないのです。