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出版企画書には漢字を少なめに用いる

kanji-e1526699367341 出版企画書には漢字を少なめに用いる

 

スーパーバイザー 倉林秀光

 

出版企画書を作成するにあたって、フォーマット(書式)はこうしてください。

その場合、文字のフォント(大きさ)はこのサイズにしてください。

企画意図は何文字以内におさめてください。

 

相談者にこうしたアドバイスを懇切・丁寧に行っても、また相談者がその通りに作成しても、いまいち読みづらい企画書がたまにあります。

 

その大きな要因のひとつに、漢字を多く用いてしまう点が挙げられます。

なかには、お若いのに「この人、明治生まれ? 大正生まれ?と思いたくなる方も……。

 

前にもこのブログでお話しましたが、編集者はただでさえ目を酷使しています。

日々、活字とにらめっこしています。

自分が担当する本の関連書籍・類似書も多く読まなくてはなりません。

 

そういう状況下で企画書に目を通さなければならないとき、漢字が多く用いられていると、うんざりして、読む気が失せてしまうことがあります。

 

そこで、企画書を作成するにあたって、最低限、以下の漢字は開く(ひらがなにする)ことをお勧めします。

いずれも、企画書を作成するときに多く用いられる言葉です。

 

  • 又 → また
  • 然し → しかし
  • 然るに → しかるに
  • 尤も → もっとも
  • 中でも → なかでも
  • 特に → とくに
  • 一方 → いっぽう
  • 当たって → あたって
  • にも拘らず → にもかかわらず
  • 至る → いたる
  • 然程 → さほど
  • 押し並べて → おしなべて
  • 処が → ところが
  • 一切 → いっさい
  • 全て → すべて
  • 全く → まったく
  • 其々 → それぞれ
  • 色々 → いろいろ
  • 得ない → えない
  • 程々 → ほどほど
  • 有り難い → ありがたい

 

 

 

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