見本原稿はデパ地下の試食のようなもの
スーパーバイザー 倉林秀光
みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、みなさんはデパ地下に行かれることはありますか。
私も昨年の暮れ、妻と一緒に新宿のデパ地下に買いだしに行ってきました。
そのデパ地下にはさまざまな食材・惣菜が所狭しと並べられています。
それに魅せられ、「あれが食べたい。これが欲しい」とダダをこねたら、妻からこう言われてしまいました。
「試食してからにしなさい」
そこで、早速、試食を開始。
「美味しい」と感じれば、即、購入。
逆に「いまいちかな」と思ったら、残念ながら見送り……。
まあ、よくパターンですよね。
その際、店員さんは「この○○は北海道産で、このまま食べても美味しいし、温めても美味しいし、冷凍すれば二か月もちますよ」と、躍起になってPRします。
実はこのPR+試食のアプローチは、出版社へのアプローチと相通じるものがあると思うのです。
PRとは言うまでもなく、出版企画書。
でも、それだけでは編集者に“良さ”“素晴らしさ”“凄さ”が伝えきれないこともあります。
そこで登場するのが“試食”。
では、何を試食してもらうのか。
実は、これこそが見本原稿なのです。
このブログでもたびたびお話してきましたが、出版企画書は「企画意図」と「構成案」の二本柱で成り立っています。
この二つを完璧に仕上げれば、編集者も概要をつかんでくれるのですが、それでも中にはこう考える編集者もいます。
「概要はつかめたけど、実際、どんな文章になるのだろう」
「著者のいちばんの強みを具体的に知りたい」
「いちばんの核になる部分を文章に落とし込んだ状態で把握したい」
そういうときに見本原稿を添付すれば、こうした問題も一気に解決します。
「これはいける!」
「ちょっと、ウチでは厳しいかな……」
という判断も迅速に行えます。
「いける」と判断してくれれば、ゴーサイン!
「厳しいかな」と判断されれば、残念ながら見送り……。
まさしく、見本原稿は試食の役目を果たしてくれるのです。
そこで、今年からブランディング出版プロデュースでは、出版企画書の作成代行に加え、見本原稿のサービス代行も行わせていただきますので、「本を出したい」と考えている人は、お気軽にお問い合わせください。
試食の味は、あなたが想像しているよりも、はるかに素晴らしいものですよ。