本を出したくても、こういう企画は編集者からダメダシを食らう
インターネットで無料占いをよくみかけます。
「天秤座のあなたの今年の仕事運は良好、恋愛・結婚運も良好。では、金運はどうかというと……」と読み進めていくうちに、ここから先は有料……。「なんだ。がっかりだな。でも気になって仕方がない」なんていうことはありませんか。
要するに、無料占いは、それを見た人を有料占いへ誘導するための集客手口なのです。
もし、あなたが本を出版することで、同じようなことを考えていたとしたら、まず編集者からダメダシを食らうと思っていいでしょう。
本は本で完結していなければなりません。
本を読み終えた時点で、読者の悩みは「希望」「勇気」「期待」へと変わっていなくてはなりません。
にもかかわらず、最後の最後に「この先は著者に問い合わせください」では、本の価値はなくなります。本は集客ツールの一つに過ぎなくなります。
もし、あなたが本気で本を出すことを望んでいるなら、すべてのノウハウを本でさらけ出すことです。
あなたがセミナーの講師をしていて、セミナーでしゃべっていることを本に記載したければ、そのことを包み隠さず網羅することです。
その勇気と覚悟はおありですか?
編集者は見るところをキチンと見ています。それができる著者の企画だけに興味・関心を示します。
逆にいえば、本を集客ツールの一環と考え、すべてのノウハウをさらけ出すことに抵抗を感じる人は、本を出版することを断念したほうがいいでしょう。