企画書・構成案を作成するときは、中学生でもわかるように!
先日、ある出版社の編集者と暑気払いで一杯やりました。 そのとき、その編集者がこんな話をしてくれました。
ウチには連日、本を出したい人から企画書が送られてきます。
でも、時間があっても、まともに目を通すのは、10の内、3つくらい。残りの7つにはキチンと目を通しません。
その理由、何だと思います?
残りの7つの企画書って、企画書の中味にせよ、構成案にせよ、専門用語が羅列してあるんです。
著者は当たり前のことなのかもしれないけれど、こちらとして専門用語をもってこられても全然わからない。
だから、言おうとしていることも、流れもつかめない。
内容を把握するのが面倒くさくなる。 それでボツになるんです。
この編集者の言葉は「本を出したい」と願っている人にとって、大いに参考になると思います。
あなたが頻繁に口にする当たり前の言葉・常套語であっても、業種・職種が違う人からすれば、ワケのわからない専門用語にしか映らなくなります。そんな言葉が羅列されていたら、読むのがうんざりしてきます。
したがって、企画書や構成案を作成するときは、専門用語はなるべく使わないこと。
どうしても使いたいときは、中学生でもわかる言葉に置き換えること。
それだけでも、編集者の印象はだいぶ違ってくるというものです。