ラテラル・シンキングのすすめ
ロジカル・シンキングとラテラル・シンキングという言葉があります。
ロジカル・シンキングとは、一つの物事を深く掘り下げ、論理的に考えることをいいます。
ラテラル・シンキングとは、枠組みにとらわれず、思考の幅を広げ、直感などを大切にしながら、柔軟に物事を考えることをいいます。
たとえば、リンゴが五個あるとします。これを六人で平等にシェアしなければならないとき、あなたならどうしますか。
「どうやってナイフで切ろうか」
「六の倍数になるように切り分けるためにはどうしたらいいか」
そう考え、思い悩むのではないでしょうか。
これがロジカル・シンキングです。
しかし、ナイフで切る発想ではなく、思い切って五個のリンゴをジューサーにかけたらどうなるでしょうか。
リンゴジュースとして、六人平等にシェアすることができます。
これをラテラル・シンキングといいます。
言うまでもなく、出版社の編集者が著者に求めるのは、今までにない斬新な企画です。
目からウロコが落ちるようなユニークな企画です。
そんな編集者のニーズに応えるためには、ラテラル・シンキングの発想で企画を練るのもいいと思うのです。
案外、素晴らしいアイディアが思い浮かび、出版の確率がグンとアップするかもしれません。