【遊びながら本を書く力を高めよう】
スーパーバイザー 倉林秀光
別の記事でも何度もお伝えしていることですが、起承転結は文章を書くうえでの基本中の基本で、各々次のような役割があります。
- 【起】で話のきっかけを提示して、読み手の関心をひく
- 【承】で話を発展させて、読み手の関心をさらにひく
- 【転】で著者が一番強調したいことを述べ、読み手を完全に惹きつける
- 【結】で全体のまとめを述べ、読み手を満足・納得させる
この手法をマスターするためには、起承転結を意識して日頃から文章を書いたり、主要新聞の社説を書き写すといったレッスンを行うことを、私はおススメしていますが、もう1つ、ゲーム感覚で遊びながら行うレッスンがあります。
何だと思いますか? それは「起承転結・探し出しレッスン」です。
たとえば、主要新聞の社説を書き写すのが面倒だったり、忙しくて時間がないようなときは、一読するだけでかまいませんので、そこから起承転結を探し出してみるのです。
出だしから、ここまでが起かな。
ここから、ここまでが承かな。
ここから、ここまでが転かな。
ここから最後までが結かな……といったように、ゲーム感覚で楽しんでみるのです。
もちろん本でもかまいません。
本の場合は、1項目が400字〜1000字ほどの文字数でおさまっているエッセイ本のようなものであれば、5分でできます。
このレッスンを毎日続けていけば、実際に文章を書くとき、
- 【起】で話のきっかけを提示して、読み手の関心をひこう
- 【承】で話を発展させて、読み手の関心をさらにひこう
- 【転】で自分が一番強調したいことを述べ、読み手を完全に惹きつけよう
- 【結】で全体のまとめを述べ、読み手を満足・納得させよう
ということが、瞬時に意識できるはずです。
さあ、あなたも遊び感覚で楽しみながらトライしてみてください。